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カイザーベルク 穂高 BLOG

信州の道路事情

皆さん、こんにちは。カイザーベルク穂高の竹内です。
当館周辺の空気感がお盆休み後にガラリと入れ替わりました。
この先 残暑はあるでしょうが、朝夕は秋の気配を感じています。
 
お盆休み中は安曇野でも雨の日が多く、当館裏を通る県道も基準の降雨量を超えたのでゲートが閉まりました。
 
自然の力に人間など無力に等しいですが、勉強して観察すると発見があって面白いです。
 

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長野県に住むようになって、あちらこちらで川を見る度に何か違和感を感じていました。
 
そう、東日本の太平洋側で育った私は川が北へ流れていくのを見たことがなかったのです。
 
これが「分水嶺」でした。
 
連なる山の頂を境に北側へ水が集まり、川となるのです。
 
分水嶺を持つ「中央地溝帯」「フォッサマグナ」で成り立つ長野県の山々はどれも急勾配です。
 
そこを雨水が流れ落ちるのですから、勢いが弱いはずがありません。
 

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梅雨の後、台風や大雨の後に工事が必要で通行止めになる道路が多いのも長野県ならではです。
 
古代からの硬い地層からやわらかい地層まで隆起して露出している所が県内各所にあります。
 
これが大雨になると崩れやすい環境を作り出しています。
 
そこへ急流をもつ川の増水が拍車をかけます。
 

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富士山のような火山は噴火したものが堆積して大きく高くなった山ですが、長野県の南東地域がそれにあたります。
 
八ヶ岳や浅間山,御岳山も活火山で、太古の昔から噴火を繰り返してきました。
 

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灰が降り積もってできた地層はもろく、山肌を見せている景色もよく見かけられます。
 

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隆起した山々や灰が降り積もった土地に道路を通すわけですから、雨の後に通行止めが増えるのも仕方がありませんね。
 
道路を通すだけで精一杯、補修につぐ補修で国道ならぬ「酷道」が多いのも長野県の特徴です。
 
パッチや穴ぼこ,路肩崩落やすれ違い困難な狭路など「酷道」ファンにはたまらない?かもしれません。
 
余談ですが、以前のツーリングマップルには県南部の国道152号線にこんな注釈が付いていました。
 
「日本のトンネル技術が敗退」
 
そこは今でも未開通の「点線国道」です。
 
 
 
お盆休み中に土砂災害にあった道路は県内各所で復旧作業に入っています。
 
目的地のルート上にある各建設事務所の情報を確認してツーリングプランを立ててくださいね。
 
今回もブログをご覧くださりありがとうございました。
 
次回をお楽しみに!

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