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名水を求めて!瓜割の滝ツーリング

皆さん、こんにちは。カイザーベルクびわ湖の木上です。
今日は、名水を求めて福井県にある瓜割の滝までツーリングに行ってきましたので、ご紹介します。

10月に入り、ツーリングにもってこいの季節になりました。
今年の秋は短いそうなので、タイミングを逃さないようにと向かった先は、福井県若狭町にある「瓜割の滝」です。
名水百選にも選ばれた滝で、以前から一度は訪れてみたいと思っていた場所です。

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京都市内からは、周山街道(国道162号線)を北へ向かうルートをとります。
道の駅「美山ふれあい広場」でまず休憩です。
周山街道はたまに走るのですが、「美山ふれあい広場」へ寄るのは久しぶりです。

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道の駅内にある牛の白バイ風の顔出し看板ですが・・・独特な雰囲気ですね。
以前はもっと可愛かったと思うのですが、ご存知の方、いらっしゃるでしょうか?

美山からさらに北上し名田庄(なたしょう)へ入ります。
道路沿いにある大きな看板も昔からありました。
名田庄村からおおい町名田庄へ変わったようです。

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北斗七星が大きくデザインされていますが、名田庄は安倍晴明で有名な陰陽師の里であり、陰陽道は北斗七星を崇拝しているからだと思うのですが、わたし的には、名田庄出身だった高石ともやさん率いる「ナターシャセブン」の「7」を思い出しました。

美山から名田庄を抜け、若狭町へ。
街道沿いの景色は次第に深い緑へと変わっていき、空気が少しひんやりとしてきます。

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「瓜割の滝」の案内板に従ってバイクを停め、小道を歩いていくと、すぐに水の音が聞こえてきました。
森に囲まれたその滝は、思っていたよりもずっと力強く、それでいてどこか静けさをまとっていました。

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初めてこの滝のことを知ったのは、コミック『陰陽師』の作中でした。
安倍晴明と源博雅の二人が、ひょんなことから辿り着く水の都、若狭。
そこで彼らが体験する物語の舞台として、この「瓜割の滝」が登場するのです。
岩間から流れ落ちる水は、手を入れた瞬間に思わず声が出るほどの冷たさ。
名前の通り、「瓜が割れるほど冷たい水」とはよく言ったものです。

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杉の大木が立ち並ぶその場所は、時間の流れが少し緩やかになったような、そんな気がしました。

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持参した水筒に、そっとその名水を汲ませてもらいました。

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本当は、帰り道に川辺でこの水を使ってコーヒーを淹れようと考えていました。
静かな場所で、山からの風を感じながら飲む一杯を楽しみにしていたのですが...
散策で時間を取りすぎてしまい、そのまま真っ直ぐ帰ることにしました。

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帰宅後、あらためて名水の出番です。

せっかくなので、アルコールストーブでお湯を沸かし、カップラーメンとコーヒーを淹れてみました。
口に含むと、どこかやわらかく、まろやかで、静かな滝の情景がふと頭に浮かびました。(脳内補正がかなり働いているかもしれません)
旅というと、特別なことが起きることを期待してしまいがちですが、こんなふうに、静かな場所を訪れ、自然の中に少しだけ身を置き、そして家でその余韻を味わう。
それだけでも、心がすっと軽くなるように思います。
次こそは、時間に余裕を持って、川辺でゆっくりと湯を沸かしてみたいですね。

ツーリングの参考にしていただければと思います。

【観光情報】

●瓜割の滝
場所:福井県三方上中郡若狭町天徳寺
当施設からの距離/時間:75㎞/約100分

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