カイザーベルク びわ湖 BLOG

趣味全開!伊根の舟屋ツーリング ~1日目 天橋立・智恩寺~ (グルメ探訪 第56回)

こんにちは。カイザーベルクびわ湖 支配人の岸です。
今日は7/21~7/22にかけて雨で延期し続けていた「伊根の舟屋ツーリング」に出かけてきました♪


前回、雨予報でプランB「趣味全開!京都観光」に出かけてから1ヵ月...
天気予報はいまだ雨予報ばかり(汗)
しかし一緒にツーリングに行く友人の晴れ男パワーを信じて「伊根の舟屋ツーリング」を決行することにしました。
なぜ7/21なのかという理由は後で説明するとして...。

今回のツーリングに向けて当施設で開催しているアウトレットセールで販売しているROMレインスーツを購入し防水が完璧でない折り畳みコンテナなので荷物は全てビニール袋に入れて防水対策を施しカイザーベルクびわ湖を出発!
琵琶湖大橋沿いのコンビニが待ち合わせ場所なので隣のGSでガソリン給油し準備万端です。
当初の予定では国道(酷道)477号⇒国道9号⇒天橋立で宮津湾横断⇒伊根の舟屋⇒経ヶ岬灯台⇒夕日が浦(京都のウユニ湖)を巡る予定でしたが、天候が良くないということで天橋立と伊根の舟屋以外は当日の天候しだいで柔軟に変更することにしました。

待ち合わせ場所のコンビニで軽く朝食を済ませ、雨雲レーダーで現在の状況を確認すると西から雨雲が接近しており1時間後には福知山上空は土砂降り...ということで雨雲を避けるべく鯖街道を北上し国道27号を西進するルートで最初の目的地の「天橋立」に向かいます。
福井県の大飯までは奇跡的に雨に降られることもなく来れましたが、前方の雲行きは怪しく「道の駅 シーサイド高浜」で休憩をとることにしました。
ここで再度、雨雲レーダーを確認すると雨雲に完全包囲されてしましました(汗)

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万事窮す...。
ちょうどお昼時の到着(12時40分)だったのでこちらで昼食休憩をとることにしました。
やはり淡海人(アミンチュ)としてはせっかく海沿いに来たのなら海鮮を食べたいということで「あじ丼(1,100円税込・お味噌汁つき)」を注文。
この道の駅の裏は入江になっており海の景色を楽しめる席で「いただきます♡」

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アジの切り身が丼ぶりの上にギッシリ乗っていてとても美味しそうです。
見た目はネギと胡麻がのっているだけにみえますが、下のご飯には醤油だれがかかっていてアジとご飯を一緒にお口にインするとアジの旨味と醤油の塩味が合わさり絶品!
海沿いということもありアジも新鮮、身はぷりぷりでとても美味しく最高でした。

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ごちそうさまです。
食後はとても綺麗な海を眺めながら休憩し、今後のツーリング予定をどうするか友人と相談...
候補は2案。
①3時間ほどで雨が止むのでシーサイド高浜の中で時間をつぶして天橋立を目指す
②雨に降られることを覚悟の上でレインスーツを着て、天橋立を目指す
悩んだ結果、ここで時間を潰すのはもったいないので②の雨天強行で天橋立を目指すことにしました。
ということで国道27号から山間の県道を抜けて90分の道のり。

14時50分に天橋立に到着!
今日伊根の舟屋ツーリングを決行した目的は「日本三景の日」に天橋立をバイクで横断すること。
実はあまり知られていないのですが天橋立は原付ならば天橋立を走ることができるんですよ。
ご存じでしたか?
20年近く前にDUCATIのモンスター750で来たことがあり、原付ではないので天橋立を渡れず入口の橋の前にバイクを停めて徒歩で天橋立を渡った経験があるんです。
その後何度もツーリングや旅行で来ており次回は必ずと思いつつも、いままで原付で来ることができていませんでいた。
ということで念願の天橋立をバイクで渡ろうと入口の橋に向かうと...
「!」
ガードマンが手でバッテンをしており、お話を伺うと海開き期間中(~8/31まで)は通行止めとのこと...
「そんなぁ。頑張って雨の中来たのにぃ...」(涙)
しかし看板をみると「午後5時から午前9時は除く」と書いてあるではないですか!

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まだバイクで天橋立を渡れることがわかり、友人オススメのお宿「ホテルアンドリゾーツ京都宮津」のチェックインを先にしようということになりました。
宮津湾をグルッとまわり天橋立対岸の高台にあるホテルに到着。

ちなみにホテルまで着てきたアウトレットセールで購入のレインスーツ(2,750円税込)は耐水圧22,000mmということだけあって撥水力が凄く、振り払うだけで水滴がなくなるほど。
また夏期の雨天走行は中が蒸れてべたつくのですが蒸れることなくサラサラで快適にツーリングすることができました。

今回のツーリングでは事前にホテル予約していなかったので、ホテル料金比較サイトを使用して当日予約するとシングルのお部屋(通常28,443円)が78%割引の6,207円で宿泊できるとのこと...平日とはいえ驚きの金額です(汗)
中に入ると天橋立がある宮津湾を一望できる超お洒落なエントランス...チェックインが終わり指定されたお部屋に向かうとツインのお部屋で広い...
きっと山側のお部屋なんだろうとカーテンを開けるとオーシャンビューの海側のお部屋でビックリ!ホントにこの金額で泊まっていいのかと思うほど良いお部屋にしていただきました。
バイクから荷物を降ろしてお部屋でレインスーツを乾燥させ、通行止め解除の時間に間に合うように来た道をもどり天橋立へ向かいました。

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到着した時間が少し早かったので、天橋立の文殊山側入口に位置する「天橋山 智恩寺」に立寄りました。
とても立派な三門・黄金閣(京都府指定文化財)をくぐると、中には多宝塔や鎌倉時代に作られたという鉄湯船(鋳鉄製の湯船)を使用した珍しい手水鉢がありました。

このあとは文殊堂(モンジュドウ)でお参り。
こちらは日本三大文殊のひとつに数えられる場所で「3人寄れば文殊の智恵」という言い伝えを聞かれたことはりませんか?
そう!こちらには「智恵の文殊さま(文殊菩薩)」がおられるということで「コロナ禍を乗り越えられる智恵をお与えください」とお願いしてきました。
また境内の松の木には「すえひろ扇子おみくじ」という扇子を広げると吉凶がわかる扇子の形をしたおみくじがたくさん結ばれており風に揺れるさまは風情があって良い感じでした。

最後に境内にある桃山時代に建てられたという吉祥弁財天がありましたので金運があがるようにお参りしたところで、いよいよ天橋立を通行できる時間になりました!

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ということで「廻旋橋」から天橋立に入ります。
ちなみにこの橋は定期的に大型船が通行する際は橋の中央部が90度旋回する珍しい橋なんですよ。IMG_8902f.jpg

この橋の先は小天橋の砂州と繋がっていて陸側と砂州の間は水路のようになっています。
また小天橋の砂州には日本三景の証である「日本三景の碑」が設置されていました。
天橋立は幅が20~170m・全長3.6kmの砂洲に約5,000本の松が生い茂る珍しい地形で何千年もの歳月をかけて自然がつくりだした造形はいつみても素晴らしいですね。

それでは天橋立をバイクで渡ります!

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歩いて渡ると約50分ほどかかるのですがバイクだとゆっくり走っても10分少々で渡ることができました。ということで今回は対岸に渡らないので手前の海辺でゴール!
宮津湾のど真ん中ということもあり海風が気持ちいい...念願の天橋立を走破できました。
それでは海と松並木の景色を見ながらゆっくり文殊側に戻ります。

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天橋立の道は舗装無しのフラットダート。
私のバイクはオフロード用のブロックタイヤに換装しているので問題ありませんが、よく整備されたフラットダートなのでロードタイヤでもアクセルワークとブレーキングに注意すれば普通に走ることができます。
途中、松を避ける為に分岐が何カ所かありますが基本一本道...

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ただ天橋立は宮津湾のど真ん中にあるので東京のアクアラインのように地元の方にとっては対岸に行くのに便利なショートカットできる生活道路ということもあり買い物袋を提げたマダムのスクーターが対向してくるので細心の注意が必要です。

帰り道、途中にある天橋立神社にも立寄りすることに...
神社の前に不自然な金属の棒状のものが見えたので近付いてみると軍艦春日に搭載されていた全長が6m40もある40口径のアームストロング15センチ砲があり、超巨大な大砲をみることができ思わずクロスカブと1枚記念撮影。
神社の横には名水百選にも選ばれている「磯清水」の井戸があり手水舎となっていました。

※四面海水の中にありながら、少しも塩味を含んでいないことから古来不思議な名水と呼ばれているそうですが、訪れたこの日は湧水は湧いていませんでした。飲用は不可です。

天橋立神社は天橋立の神話の1つが謂れで恋愛成就のパワースポットということで有名らしく念入りにお参りしてきました(笑)
あとから調べてみたところ「元伊勢龍神社」「眞名井神社」の順に参拝(三社参り)すると、さらにご利益があがるそうなので、またこちらの方にツーリングに来た時は忘れずに参拝したいと思います。

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南西方向には海に向かって鳥居があり幻想的な雰囲気。
なぜ海側に鳥居があるのかというと江戸時代の中頃までは、先ほど渡って来た「小天橋の砂州」は無かったそうで文殊からこの神社へは船でお参りにきていたからだそうです。

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参拝も終わったところで陽が傾き始めました。
沈む夕日・鳥居・宮津湾の景色を眺めながらマッタリした時間を過ごし、今日のお宿のホテルに向かいました。
本当ならば「天橋立ビューランド」などの高台から鉄板の天橋立の風景をご紹介しなければならないのでしょうが、今回の目的は天橋立走破が目的ということでホテルからの天橋立ライトアップの写真でご勘弁ください。

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ということで雨天強行した「伊根の舟屋ツーリング」1日目はトラブルもありましたが、初日の目標はクリアできましたので大満足!
ホテルのバイキングディナーでお腹を満たした後はお風呂に入り、風呂上りはホテルのラウンジでビールを1杯。
「くはーーーーっ、やっぱ人生このために生きてるようなもんよね~!」
これぞ、お泊りツーリングの醍醐味♡

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ということで明日も天気予報は芳しくありませんが、明日は今回のお泊りツーリングのメインディッシュ「伊根の舟屋」ということで早めの就寝。
「おやすみなさい」

今回はここまで!2日目もお楽しみに。

【観光情報】
●シーサイド高浜
場所:福井県大飯郡高浜町下車持46-10
当施設からの距離 / 時間:99km / 約140分(鯖街道使用)
営業時間:10:00~22:00

●ホテルアンドリゾーツ京都宮津
場所:京都府宮津市田井小字岩本58
当施設からの距離 / 時間:151km / 約220分(鯖街道使用)

●天橋立
場所:京都府宮津市文殊
当施設からの距離 / 時間:151km / 約220分(鯖街道使用)
通行時間帯:海開き期間(8/31まで)は17:00~9:00
通行条件:自転車・原付のみ通行可

●天橋立神社
場所:京都府宮津市文殊643-1
当施設からの距離 / 時間:151km / 約220分(鯖街道使用)

●智恩寺
場所:京都府宮津市文殊466
当施設からの距離 / 時間:151km / 約220分(鯖街道使用)
拝観時間:8:00~17:00

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