カイザーベルク びわ湖 BLOG

趣味全開!伊根の舟屋ツーリング ~2日目 伊根の舟屋・海上自衛隊舞鶴基地~

こんにちは。カイザーベルクびわ湖 支配人の岸です。
今日は「伊根の舟屋ツーリング」2日目スタートです!


ビールを1杯飲んで早めに就寝したことで昨日の疲れもとれ、ホテルの部屋の窓を開けると良い天気♪
まずはホテルの朝食バイキングでガッツリ栄養補給♪
今日は良いツーリング日和になりそうですが、しかしスマートフォンのお天気アプリが表示する宮津地方の天気予報は依然雨予報のまま...
スマートフォン・カメラ充電確認・忘れ物チェックしてからホテルをチェックアウト。
国道178号を使用し時計回りに宮津湾をまわって伊根方面に向かいます。
ところにより雲が多めの場所もありましたが、大きな雨雲はなく右手に海を眺めながら北上してやってきたのは「伊根湾めぐり遊覧船」
大きなくじらのオブジェが目印です。
舟屋をみるならやっぱり海上からみたいということで遊覧船に乗ることにしました。

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遊覧船の出航時間は毎時00分・30分毎ということで乗船券を購入し、待つこと20分。
待っている間はカモメなどを撮影しながら時間をつぶしていたら遊覧船が帰ってきました♪

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天気は安定せず雲は多めですが、雨は大丈夫そうです。
それでは乗船!
乗船券売り場ではカモメにあげるかっぱえびせんを100円で売っており、そちらが目当てのカモメさんも乗船していよいよ出航です。
空と海がキレイで舟屋の近くまで行くことはないですが、伊根湾の景観と舟屋集落の景色が楽しめる素敵なクルーズ...
カモメやトビが飛び交う船上から舟屋の写真をたくさん撮影できました。
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「伊根湾めぐり遊覧船」を楽しんだあとは、間近で舟屋をみるため「伊根浦伝統的建造物群保存地区」に向かいます。
「伊根浦公園」には自動二輪車駐車場への案内看板が掲示されており、指示に従って道なりに進むと「伊根町七面山駐車場(有料)」があり四輪・二輪共の駐車場で四輪は遮断機付き、二輪車入口は隣に専用の入口が用意されておりこちらにバイクを停めました。

伊根の舟屋は伊根湾の沿岸に建てられた約230軒が連なる建屋郡の総称で、木造船を海から引き揚げて風雨や虫から守るために建てられた施設。
1階は船を収納、2階は網干し場・漁具置場になっており、住民の方は主に道を挟んだ向かいの主屋に住んでおられる海の暮らしの場となっています。
ノスタルジックな雰囲気を漂わせる木造の舟屋がならぶ路地を散策していると舟屋の様子を外からですが見学(舟屋は個人の所有物になりますので無断侵入禁止・写真や映像を撮影することはできません)することができ、また伊根浦公園内には伊根の舟屋を模した屋根と舟を模したベンチが設置されてあったので、こちらでひと休みしながら舟屋の雰囲気を楽しみました。

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しばらくすると空を覆っていた雲がなくなり晴れ間が見えてきましたので「伊根町七面山駐車場」に戻って望遠カメラを使用して舟屋写真をたくさん撮影。
せっかくだから個人SNSに使用するカバー写真も撮っておこうと撮影した写真をみて...

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「んっ?」
ここで、はたと気づきました。
「よくSNSで愛車と一緒に記念撮影しているのはココじゃね?」
ということで駐車場に停めていた愛車のクロスカブを並べて一緒に1枚。

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なかなか良い感じの写真に仕上がったのではないでしょうか。
天気も回復してきたところで次は高台にある「道の駅 舟屋の里伊根」へ。
道の駅では伊根漁港で揚がった新鮮な活魚をはじめ、レストランでは海鮮物を楽しむことができます。
駅内には海が近いということもあり魚を模したオブジェやまき網漁業船団の灯船に使用されていたスクリューなどが展示されていました。
こちらでの目的は舟屋群展望所からの眺望を楽しむこと。

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ちなみに到着して駐車場から見える景色ですらこの迫力ですから楽しみ。

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展望所からの景色がこちら...
天気が回復したこともあり、青い海と空・舟屋・伊根湾全景が見渡せ素晴らしい!
少しでも雰囲気がわかるように今回はパノラマ写真【写真上】を撮影してみましたがいかがでしょうか?
また伊根湾を高台から見渡せることから舟屋周辺での行き交う船・さきほど乗船した「伊根湾めぐり遊覧船」などもみることができました。

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伊根の舟屋を楽しんだあとは宮津市内に戻り、宮津シーサイドマートMipple内のレストランで軽く昼食を済ませ、最近TV番組でも取り上げられた「宮津のオペラハウス」もレストラン内から見学。
こちらは宮津市のランドマーク「みやづ歴史の館」で本家のオペラハウスの帆船の帆や貝殻の殻を重ねた造形と同じようにみえるものは江戸時代中期から明治にかけて日本海航路で活躍した北前船の帆をイメージしたもので、宮津湾でもかなり目立つ建物なので天橋立に行かれる途中でもみることができますよ。
天橋立・伊根の舟屋にも行けたということで、ここから友人と別行動で個々の趣味の目的地で観光することになりました。

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私の趣味といえば...やはり乗り物ですよね。
今回の趣味全開な目的は海上自衛隊舞鶴基地に配属されているミサイル艇「はやぶさ」とイージス艦「あたご」もしくは「みょうこう」の撮影です。
海上自衛隊舞鶴基地に向かう前にちょっと寄り道...
京都舞鶴港第3ふ頭に停泊している海上保安庁のいわみ型巡視船 「PL75巡視船わかさ※」を見学してから友人に自衛隊艦船が綺麗に高台から撮影できると教えてもらった共楽公園へ。
※平成27年2月より舞鶴海上保安部へ配属され警備実施等強化巡視船(通称 特警船)で警備実施を強化するため甲板に放水銃と30mm単機関銃1基が配備され警備艇2艇を積載。

勾配のきつい坂道を登って行くと展望台がありそちらからは舞鶴港が一望できます。
奥に護衛艦が見えたので望遠カメラで撮影してみると2021年4月に除籍になった 「はつゆき型護衛艦の9番艦 DD-130まつゆき※」が係留されていました。
※昭和61年に就役。相模湾で日本航空123便墜落事故で事故機から海上に落下した垂直尾翼を偶然発見して回収したことで事故原因究明に大きく寄与した護衛艦で総航程は約79万3500海里(地球約40周分)

こちらからは海上自衛隊北吸係留所をみることができ、イージス艦などがいるのではないかと期待してファインダーを覗きこみましたがイージス艦の姿は見えず、係留されている護衛艦は後ろ向き、建物が邪魔をしてお目当ての「はやぶさ」がいるかも確認できず残念!

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やはり近くから見れる場所に行くしかないということで海上自衛隊北吸係留所の脇を走る国道27号線にかかる歩道橋から撮影することにしました。
西側にかかる歩道橋からは先程訪れた共楽公園展望台から確認できなかったお目当ての「はやぶさ型ミサイル艇1番艦 PG-824はやぶさ」と「はやぶさ型ミサイル艇5番艦 PG-828うみたか」に出会えることができました♪
こちらの艦艇は2002年から就役した海上自衛隊で最速を誇る海の「はやぶさ」を名乗るにふさわしい高性能艦艇で全長50m・満水排水量240トンの小型艇。
1万6200馬力(バイクのハヤブサ約82台分!)のガスタービンエンジン3基でジェット推進器を駆動、最大44ノット(約80km/h)の高速巡航で目標に向かいます。
前方には62口径76ミリ速射砲が1門搭載されています。

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次は船の後ろを見るべく場所を移して東側にある歩道橋へ。
こちらの正面に見えるのは先程後ろ姿しか見れなかった「あさぎり型護衛艦1番艦 DD-151あさぎり」全長が137mもあるのでとても迫力があります♪
カメラを西側に向けると「はやぶさ」の後ろ姿を拝むことができました。
こちらにはミサイル艇という名前が示すようにコンパクトな船体ながら大型の対艦ミサイルが搭載されており目標まで最速で向かう、まさに海の迎撃機です。
訪れた日は自衛隊員の方が「はやぶさ」の塩落としで水を流されていました。

ちなみに護衛艦には色々な名前がついていますよね。
これには一定の命名規則があるんですよ。
例えば今回ご紹介したミサイル艇ならば「鳥の名・木の名・草の名」になっています。
ですが「はやぶさ型」の場合、ネームシップ艦が鳥の名前なので同系艦は全て「隼」「鷹」などの鳥類から名前を貰っています。
護衛艦の同型艦には同じ由来の名前「〇〇ゆき」(雪型)「〇〇なみ」(波型)「〇〇ぎり」(霧型)が命名されます。
そして艦の種類でこのような命名規則があります
DD・DEに分類される汎用護衛艦⇒天象・気象・山岳・河川・地方の名
DDHに分類されるヘリコプター搭載型護衛艦⇒地方名・旧国名
DDGに分類されるミサイル搭載護衛艦(イージス艦含む)⇒風(自然現象)・山岳名
潜水艦⇒海象・水中生物の名・伝説や神話などに登場する動物
こちらを知っていると船の名前で船の種類・同型なのかを判断することができるんですよ。

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おっと、話が逸れてしまいましたね(汗)
その他には曳船YT2・YT5・YT72停泊していました。
当初の目的であった「はやぶさ」を見ることはできましたが、やはりイージス艦もみたいということで赤れんが博物館の駐車場にまわり、「ひうち型多用途支援艦1番艦 AMS-4301ひうち」と奥のドッグでメンテナンス中の「こんごう型イージス護衛艦3番艦 DDG-175 みょうこう」を写真に収めてきました。
このあと海上自衛隊舞鶴航空基地でヘリの撮影も予定していましたが、護衛艦の撮影に時間を使い過ぎて友人と合流する時間に間に合わなくなるのでここで時間切れ。

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その後「道の駅 うみんぴあ大飯」で友人と合流して雨雲を避けながら鯖街道・湖周道路・県道558号を使用して帰路につきました。
2日間の走行距離は440km。
両日とも雨予報だったにも関わらず、雨に降られたのはごく僅かな時間だけで天橋立走破・伊根の舟屋観光・海のはやぶさ撮影と充実した楽しいお泊りツーリングとなりました。
今回行けなかった場所もたくさんありましたので、今度また時間を作ってVFR800Fで再挑戦したいと思います。

今回はここまで!次回もお楽しみに。

【観光情報】
●伊根湾めぐり遊覧船
場所:京都府与謝郡伊根町日出11
当施設からの距離 / 時間:174km / 約245分
料金:大人(13才以上) 1,000円・小児(6才~12才)
運航時間:始発 9:00・終発 16:30
定休日:年中無休
遊覧船料金:1,000円

●伊根浦伝統的建造物群保存地区
場所:京都府与謝郡伊根町平田77
当施設からの距離 / 時間:175km / 約250分
駐車場料金:100円(伊根町七面山駐車場)

●道の駅 舟屋の里伊根
場所:京都府与謝郡伊根町亀島459
当施設からの距離 / 時間:176km / 約250分
営業時間:9:00~17:00

●宮津市みやづ歴史の館(宮津のオペラハウス)
場所:京都府宮津市鶴賀2164
当施設からの距離 / 時間:149km / 約210分

●京都舞鶴港第3ふ頭
場所:京都府舞鶴市西
当施設からの距離 / 時間:127km / 約180分

●共楽公園(高台から撮影できるスポット)
場所:京都府舞鶴市余部下
当施設からの距離 / 時間:122km / 約170分

●海上自衛隊北吸係留所(歩道橋からしか撮影できません)
場所:京都府舞鶴市余部下1184
当施設からの距離 / 時間:123km / 約170分

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