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日本最古級のトンネル! ~君津・四町作第一隧道篇~

みなさんこんにちは。カイザーベルク御宿・月の沙漠支配人の脇阪です。
今回は、南房総にある「日本で2番目に古い現役国道トンネル」をご紹介します。
 
前回の「奥米隧道(君津市)」でもお伝えした通り、千葉県の房総半島の山奥にはたくさんの素掘りトンネルが存在します。
 
基本的に素掘りトンネルは作られた時期が古く、今となっては往来の少ない旧道や山道に残されているものくらいしか存在しません。
 
それ故に「秘境」感は満点で、特に林道などオフロードを走るバイク乗りにとって人気のツーリングスポットとなっています。
 
今回ご紹介するのは、前回の奥米隧道と同じく南房の君津市にある「四町作第一隧道」です。
 
現役で機能している国道トンネルとしては、何と日本で2番目に古いという肩書きを持っています。
 
作られたのは1902年!
 
その時の開通以来、ずっと人の往来のあるトンネルとして機能しています。
 
同条件で一番古いものは、長野県松本市の山奥の「青木峠」にある国道143号線の「明通トンネル(1890年開通)」だそうです。
 
四作町第一隧道は奥米隧道より北東約5㎞の位置にあります。
 
位地としては、国道410号線から国道465号線に分岐する箇所から入ってすぐの所です。
 
国道465号線は本当に国道かと思えるくらい細く、件の分岐するポイントもかなり見落としやすいのでスマホのナビなどを活用した方がいいでしょう。
 
余談ですが、この四町作第一隧道があるのは国道410号線になるそうです。
 

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到着です。
(前回ご紹介した奥米隧道の帰り道に寄ってみました)
 

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内部はもちろん素掘りで、長さでいえば100mもありません。
 
照明はありませんが、トンネルが短いので晴れていればご覧の通り 日の光が入口から差し込むのでそんなに暗いとは感じません。
 

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反対側に出たところの写真です。
 
どちらの入口にも表札(というのでしょうか?)は無いので、ここが日本で2番目に古いトンネルである四町作第一隧道であるということはマップアプリなどを見ない限りわかりません。
 
しかし「知る人ぞ知るツーリングスポット」である為か、私がここを訪れた時にもハンターカブ数台を中心としたツーリンググループが訪れて写真を撮っていました。
 
 
 
今回の「日本で2番目に古い国道トンネル」四町作第一隧道の特集はいかがでしたか。
 
言われないと「そういう場所だ」とはわからないスポットですが、日本有数の歴史を持つトンネルがこの様な所にあるというのは驚きです。
 
もちろん 中は空気が涼しいのでこの時期ですとバイクを降りてゆっくり歩きたくなりますが、ここは四輪も通りますのでバイクをトンネルの真ん中に置いたり写真を撮るのに夢中になりすぎたりするのは他の往来の迷惑になりますのでおやめくださいね。
 
 
 
観光情報
 
四町作第一隧道
 
場所:千葉県君津市大戸見

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