辺境の素掘りトンネル! 富津・宇藤木トンネル
皆さん、こんにちは。カイザーベルク御宿・月の沙漠 支配人の脇阪です。
今回は、富津市にある素掘りトンネルの景勝地をご紹介します。
今回ご紹介するのは「宇藤木(うとうぎ)トンネル」です。
房総半島南西部にある富津市の南東部にある素掘りトンネルで、付近の戸面原ダムによってできたダム湖の景色と相まって、知る人ぞ知る景勝スポットとなっています。
雑誌でこのスポットの事を知るまで、宇藤木トンネルの事は名前さえ知りませんでした。
調べてみると、わりと行っている人が多いとのことで、私も行ってみることにしました。
なお、付近は道が非常に細く路面も安定しない所が多いので、今回は相方(CT125)の出番です。
鴨川市まで国道128号線を走りそこから伸びる県道34号線に入って山中を走ります。
さらにそこから分岐する県道88号線に入り、北上していけば宇藤木トンネルのある道に行くことができます。
県道88号線を走っていれば見つけることができる赤いアーチ橋が目印です。
ここまでで、だいたい1時間20分です。
だいぶ山奥ですが、ここから更に山奥に入っていきます。
最初のアーチ橋以降、戸面原ダム湖付近の集落の中を抜ける細い道を走るのですが、自然の多い山奥という事もあり、景色はなかなか素晴らしいです。
その集落の道を奥へ奥へと走っていくと、ようやく宇藤木トンネルにたどり着くことができます。
初めて見ましたが、かの有名な「燈籠坂大師の切り通しトンネル」(富津市南西部)を思わせる様な、縦長の形状をしたトンネルでした。
幅は軽自動車1台が何とか通れるというくらいのものです。
中に入って上を見てみると、天井は2つの岩盤が合わさったようにも見えます。
燈籠坂大師とはずいぶん雰囲気が違いますね。
トンネルというより、洞窟や鍾乳洞といった雰囲気がします。
壁にはお地蔵さんがいます。
ご利益は交通安全でしょうか。
というわけで、今回は富津市南東部にある素掘りトンネル「宇藤木トンネル」をご紹介しました。
ちなみにこのトンネルの先は数軒の民家があるのみで、それ以上、道は伸びていません。
このように人工物ではあるけれど自然に近い姿をした素掘りトンネルというものは千葉県に多数あり、その光景はそのことを知って訪れた人を楽しませています。
海の景色も山の景色も楽しめる千葉県の房総半島に、ぜひ走りに来てください。
情報
宇藤木トンネル
場所:千葉県富津市豊岡3238
※周辺の集落を抜ける細い道は、地元住民の迷惑にならない様気を付けて走行してください