カイザーベルク びわ湖 BLOG

趣味全開!スタッフ戦闘機撮影研修【後編】(グルメ探訪 第42回)

こんにちは、カイザーベルクびわ湖 支配人の岸です。
今日は前回からの続きで大人の社会見学&3rd(訓練時間)の撮影研修の模様をお伝えします。
 
やって来たのは予定通り「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」
 
先程まで撮影していた「空の森運動公園」からは約3km(約10分)の距離にあります。
 
こちらの博物館は、日本の戦闘機や宇宙探査機などの実機や模型が展示してある、大抵の男子ならテンションが上がるスポットです。
 
※過去にもご紹介しております【詳しくはこちら⇒ https://www.redbaron-kaiserberg.jp/biwako/blog/2018/07/post-411.html
 
駐車場から正面ゲートをくぐると、滑走路に見立てた通路脇に往年の名機YS-11A-500R(日本航空機製造)・US-1A救難飛行艇(新明和)・P2-J対潜哨戒機(川崎・下記左上写真)等がずらりと並んでおり、入口からテンションが上がります。
 
入口で入場券(当日中なら何回でも入場券を見せるだけで出入り可能)を800円で購入して中へ。
 
1Fには複葉機,唯一現存する機体の旧陸軍戦闘機「飛燕」やゼロ戦の模型等が展示されており見応え抜群!
 

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さらに、1Fにある「戦後の航空機開発エリア」では練習機・実験機・救難飛行艇・ヘリコプター・鳥人間コンテストの人力飛行機などを間近で楽しめます。
 

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その中でも特に私個人的に大好きなT-2CCV研究機・T-2高等練習機・UF-XS実験飛行艇をご紹介しますね。
 
T-2高等練習機は三菱重工業が日本で初めて開発した超音速ジェット機で、支援戦闘機F-1の原型ともなっている機体(写真右上)。
 
T-2をベースにCCV(運動能力向上機)技術を得る為に開発されたのがT-2CCV研究機(写真左上)で、隣り合わせに展示されているので魔改造ともいえるカナード翼などの改良部分を見られます。
 
こちらで研究された成果が、前編でご紹介したF-2戦闘機の開発に活かされることになる歴史的・技術的価値のある機体です。
 
UF-XS実験飛行艇は現在救難の現場で大活躍しているUS-2救難飛行艇の始祖ともいえる機体。
 
日本は海に囲まれた地形であり潜水艦の警戒が必要とのことから、アメリカ製のUF-1飛行艇をベースに対潜装備や水平尾翼の上部移設T型配置変更,エンジンの2基⇒4基への増設,短距離離陸着水を実現する為に高圧空気吹き出し用のガスタービンエンジン2基など多岐にわたり、PS-1対潜哨戒艇やUS-1救難飛行艇・US-2救難飛行艇に繋がる太平洋戦争後の日本飛行艇復活の先駆けとなったものです。
 
と趣味全開に機体説明で脱線していたら、一緒に来ていたはずの2人の姿がありません。
 

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慌てて探しに行くと見つけました!
 
長島は実物H2ロケットフェアリング展示の補助ブースターでサーフィンを…この浮かれようです(笑)
 
一方岡森は自分のデザインしたジェット旅客機が画面上を飛行するシュミレーターに夢中でした。
 
このあとは自由時間ということで、各自好みの飛行機を色々なアングルから撮影しながら3rd(訓練時間)の戦闘機撮影待ちです。
 
ちなみに岡森が飛行機のお尻をエッチな目線で撮影(写真右下)していたのですが、警告文章「BEWARE OF JET BLAST ジェット気流に注意」と書いてあり、飛行場であれば吹き飛ばされている可能性がある危険な撮影なのです。
 
普段であれば気付かないような「触るな・ここをあける」など、飛行機のボディーのあちらこちらに安全に整備や運用ができるよう警告がペイントされているので、そういったものを見つけるのも楽しいかもしれませんね。(日本で運用されているものは日本語が併記されています)
 

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思う存分 航空機の展示エリアを楽しんだ後は宇宙のエリアへ。
 
こちらでは国際宇宙ステーション日本実験棟1/1(模型)があり、前回のブログ記事で私が顔だし写真を撮影した宇宙服の後ろでは船外実験プラットホームやロボットアームに取り付けられた小型衛星射出機構などを見られます。
 
このような大きなものが宇宙に打ち上げられて宇宙(そら)に浮かんでいるのですからスゴイですよね。
 

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それでは早速中に入っ…というところでジェットの轟音が聞こえてきました!
 
先程まで航空機の見学をしていた1Fには「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」の屋上にある展望台へ繋がる赤い階段があり、ダッシュで屋上の展望台(無料)まで駆け上がり離陸する航空機の撮影を開始です。
 
こちらの展望台からは手前の森が邪魔をして岐阜基地が見えず、音を頼りに森から突如全速力で現れる離陸中の航空機を撮影しなければならない難易度の高い撮影です。
 
岐阜基地仕様のT-4(写真上段)や着陸の際に手を振ってくれた浜松基地T-4(写真中段・下段)などを撮影できました。
 
同じT-4なのですが違いにお気づきでしょうか?
 
岐阜基地のT-4は機首先端に長いピトー管(流体の流れの速さを計測する機器・航空機の速度計)がついている、岐阜基地ならではのレアな機体なんですよ。
 

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3rd(訓練時間)はT-4を中心とする撮影ができました。
 
お目当ての撮影ができたところで、国際宇宙ステーション日本実験棟1/1(模型)の中に入ります。
 
船内実験室は4面の壁面が全て実験装置。
 
無重力で浮いている状態ですからこれで良いのかもしれませんね。
 
外観は大きな円筒形ですが機材や船内保管室がある関係で見た目より狭い印象で、広さの感覚はコンテナサイズ。
 
私が宇宙船にいたら、押してはいけないボタンを足やお腹で「ポチッとな」と押してしまいそうです(笑)
 
この他にも現在開発中のH3ロケットの模型を始めとする国産ロケット模型展示や、宇宙の謎解明を行なう為の火星探査車キュリオシティー(1/1模型)などを楽しみ、大人の社会見学は終了です。
 

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最後は入口にあるミュージアムショップに立寄り。
 
こちらでは私のような飛行機好きには堪らないマニアックなグッズ,アイテムや可愛らしいぬいぐるみが販売されているのですが、この記事を見てツーリングに来られた場合の為に皆様にオススメお土産を紹介します。
 
それは…
 
「宇宙のカレー」と「宇宙食」
 
お値段もお手頃で、宇宙食に関しては色々な種類がありますのでお土産を差し上げる時も盛り上がること間違い無しです!
 

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これで早朝から始まった今回のスタッフ戦闘機撮影研修も終了です。
 
トラブルも無く楽しい撮影となりました。
 
ただ、朝昼兼用の軽食しか食べていないのでスタッフ全員お腹ペコペコです。
 
ということで本日のラストは「二十麺創」さんで夕食タイム♪
 
しかし!
 
まさかのコロナワクチン2回目接種による臨時休業(泣)
 
ということで、前から気になっていた「岐阜タンメン」さんで夕食をとることにしました。
 
こちらは関東地方のタンメンとは違い豚肉・白菜・キャベツ・ニンニクの旨味と塩ダシのスープがマッチした東海地方で人気のタンメン。
 
撮影で冷えた身体には最高のごちそうです。
 
私は1辛・肉マシ・玉子を追加して美味しくいただきました。
 
ごちそうさま♡
 

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このような感じでツーリングタイム内に無事帰宅し、楽しいスタッフ戦闘機撮影研修となりました。
 
今回の撮影でスタッフ皆、戦闘機撮影の面白さと難しさが判ってくれたので、今後は色々な撮影対象を研修と称して撮影に出向き、皆様に喜んでいただける素敵な写真を撮れるように撮影テクニックの向上を図りたいと思います。
 
今回はここまで!次回もお楽しみに。
 
 
 
【観光情報】
 
・空の森運動公園
 
場所:各務原市鵜沼朝日町1丁目107-1
 
当施設からの距離 / 時間:90km / 150分
 
営業時間:24H
 
 
 
・岐阜かかみがはら航空宇宙博物館
 
場所:岐阜市各務原市下切町5丁目1
 
当施設からの距離 / 時間:88km / 140分
 
営業時間:10:00~17:00
 
入場料:800円(入場券があれば当日は何回でも再入場可能)
 
 
 
・岐阜タンメン21号茜部店
 
場所:岐阜市茜部菱野1丁目26
 
当施設からの距離 / 時間:76km / 120分
 
営業時間:11:00~3:00

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