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君は食べたか⁉ 鯨の珍味

みなさんこんにちは。カイザーベルク御宿・月の沙漠支配人の脇阪です。
今回は、南房総の特産品をご紹介します。
 
皆さんは「鯨」は食べたことがありますか?
 
鯨肉は1960年代までは当たり前の様に出回っていて、牛や豚よりも安価で手に入ったという歴史を持っていましたが、1980年代に商業捕鯨の禁止が制定されるなど世界的情勢を受けてその流通量は激減し、今では鯨肉そのものが「珍味」とも言える状態になっています。
 
そんな鯨肉ですが、現在でも日本の一部地域では調査捕鯨などで捕獲した鯨の肉を販売しています。
 
その内の1つが房総半島南部の「南房総市」で、ここでは400年の歴史を持つ捕鯨が行われ、捕獲した鯨の肉は地元の料理屋などに提供されてお料理として提供されたり、加工してお土産屋さんで販売されるなど、南房総市の特産品として活用されています。
 
以前私が北海道にいた際、釧路かどこかの漁港直売所で食べた海鮮丼(だったと思う)の中に鯨肉が入っており食べたことがあるのですが、味としては牛肉と魚のお刺身を足して2で割ったような味だったというのを覚えています。
 
鯨は海に棲む哺乳類だからそういう味がしたのかな、と今でも思っています。
 
 
 
話が脱線しましたが、今回私は「道の駅 三芳村 鄙(ヒナ)の里」に行く機会があったので、そこのお土産コーナーに行った際に鯨肉を使用した珍味を発見したので買ってきました。
 
それがこの2つ、「くじらのたれ」と「鯨ハム」です。
 

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この様な鯨の珍味のお土産は、主に南房総エリアの鴨川よりさらに南の道の駅などのお土産屋さんで売られています。
 
それぞれ紹介していきましょう。
 
まずは「くじらのたれ」です。
 

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南房総の海沿いを走ると所々に「くじらのたれあります!」と書かれたお土産屋さんを目にすることがあると思います。
 
でも「くじらのたれ」って何?と思う人が大半でしょう。
 
くじらのたれというのは鯨肉で作った和製ジャーキーのことです。
 
薄く切った鯨の肉を特製のたれに漬け込み、干し続けて作った加工食品です。
 
こうして売られているものは基本的に薄いシート状になっているので、それを手で適当な大きさに引き裂いて食べます。
 

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一見すると固そうですが、一定の方向からは簡単に裂けます。
 
お味はと言いますと、一般的な牛肉ベースのジャーキーに比べてだいぶ塩味が強く、味が濃いという印象を受けました。
 
しかし噛み続けているとその塩味がだんだんまろやかになっていき、飲み込めるくらいの柔らかさになる頃にはちょうどいい味になっていきます。
 
とはいえ、固くて塩味の強い食べ物ですので無理に大きな状態のまま口に入れるのではなく、一口で口に放り込めるくらいの大きさにして食べていくのがいいでしょう。
 
この様に塩味が強い食品ですので、お酒のあてにはぴったりです。
 
ビールやチューハイなどのアルコール度数の低い炭酸のお酒より、日本酒・焼酎・ウイスキーといった度数の高い強いお酒をいただきながら食すのがいいのではないかと思いました。
 
 
 
続きましては「鯨ハム」です。
 

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鯨の肉を豚肉のハムと同じ方法で加工したものです。
 
しかし、その見た目はハムというより煮物の様になっております。
 
くじらのたれも鯨ハムも両方ともかなり黒い色をしていますが、これは加工してこの様な色になったのではなく、鯨肉そのものがもともとこういう色をしているからだそうです。
 
鯨ハムの味はくじらのたれより肉厚で柔らかい分、噛めば噛むほどその塩味が濃く感じられます。
 
また、くじらのたれや一般的な豚肉ハムともまた違った独特の風味があります。
 
例えるなら豚肉ハムとマグロの煮物の風味を足して2で割ったような感じで、鯨が海に棲む哺乳類という特殊なポジションの生物であるということをあたらめて確認させられます。
 
そのまま食べてもいいのですが、くじらのたれよりもさらに味が濃いので個人的には細かく刻んでポテトサラダに入れたりチャーハンの具材として炒めてもおいしいのではないかと思いました。
 

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「手軽にもっと食べやすくしたい!」という場合は、くじらのたれのパッケージにも書かれていましたが からしマヨネーズをたくさんつけて食べる方法がおすすめです。
 
からしマヨネーズをたくさんつけて食べると一口目の塩辛さが大きくやわらぎ、ぐっと食べやすくなります。
 
噛み続けるごとにマヨネーズの酸味とくじらのたれの塩味がよく混ざり、そのまま食べた時よりもよりまろやかな味わいになります。
 
これは美味しい!
 
ちなみに上記写真はくじらのたれですが、この食べ方は鯨ハムでも有効です。
 
からしマヨネーズが無いという方は普通のマヨネーズでもいいですし、マヨネーズに七味をかけたものでもおいしくいただけると思います。
 
「あたりめ」(するめ)と同じような食べ方ですね。
 
 
 
さて、今回の南房エリアの特産品である鯨肉食品の特集はいかがでしたか?
 
前述の通りかつては当たり前のように流通していた鯨肉でしたが、今ではごく一部の地域でしか食べられないまさしく「珍味」と化しています。
 
独特の風味を持つ希少な鯨肉ですが、そんな鯨肉を当方よりさらに南の南房エリアではいつでもおみやげとして手に入れたり、あるいはお食事処で出してもらえます。
 
皆さんもぜひ一度、南房の特産品である鯨肉を食してみてください。
 
それでは!

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