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飛行機が真上を飛ぶ!?成田空港のど真ん中にある「東峰神社」

みなさんこんにちは。カイザーベルク御宿・月の沙漠の森本です。
先日なんと真上を飛行機が至近距離で飛ぶという神社があると耳にしました。
 
バイク乗りの方の中にもカメラが好きな方は大勢おられると思いますが、そんな神社が本当にあるのであれば絶好の写真スポットではないですか。
 
ということで早速行ってみました!
 
それがこちらの「東峰(とうほう)神社」。
 

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この神社の特徴は なんといってもその立地。
 
なんと成田国際空港のど真ん中にあるのです!
 

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地図で見ると上記の場所に位置していますが、東峰神社は成田国際空港の敷地内ではなく市道から逸れた道の袋小路にあります。
 
周りはご覧の通り柵で囲われており、空港を一望することはできません。
 

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中には片割れを失った狛犬と小さな祠があります。
 
賽銭箱は無く、訪問者によるお酒などのお供え物が置かれていました。
 

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この神社は1937年に伊藤音次郎という人物によって空難者を祭るために建立され、当時は航空神社という名前でした。
 
社号票(神社の名前が刻まれた石柱)の裏には、未だに航空神社の文字が残されています。
 

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1953年に航空神社が移設遷座される際に、取り壊されることなく「東峰神社」と名前を変えて今なお残っているとのこと。
 
ちなみに祭神は、名前を変えた際に二宮神社から授かったとされる二宮尊徳とのこと。
 
 
 
さてここからが本題です。
 
GoogleMapで見ていただくとわかると思いますが、この神社は成田空港の滑走路の端に位置しています。
 
つまり、飛行機が離着陸する時にこの真上を通るということです!
 
GoogleMapに投稿されている写真にも、大きく飛行機が映り込んでいます。
 
こんな写真を僕も撮ってみたい!
 
ということで飛行機が来るまでしばらく待機します。
 
15分ほど経ったころ耳を劈く轟音が!
 
ついに来た!
 
カメラを構え、連射モードで迎え撃ち、撮れたのがこちら。
 

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あれ。
 
確かに大きいですが、想像していたより小さいような…。
 
調べてみたところ、離陸ではなく着陸の瞬間を狙う必要があるようです。
 
ならば狙いましょう!
 
カメラをスタンバイして再度待ちます。
 
しかし…。
 
待てど暮らせど飛行機は飛んできませんでした…。
 

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もし撮れたなら上の写真の空に収まりきらないほどの大きさで飛行機を撮れるらしいのですが、合計で1時間半ほど待っても撮れたのは先ほどの1枚のみ…。
 
雨も降ってきそうなので諦めることにしました。
 
残念!
 
飛行機のダイヤなどを下調べすれば、もしかしたら効率よく撮れるかもしれません。
 
カメラマンライダーの方はぜひ挑戦してみてください。
 
ちなみに近くには自動販売機もトイレもありませんので、下準備はしっかりとしていってくださいね。
 
もちろんですが、ごみは持ち帰りましょう。
 
 
 
東峰神社
 
住所:〒286-0103 千葉県成田市東峰
 
上記の住所では詳しい場所は出てきませんので、カーナビアプリでは「東峰神社」と検索するといいと思います。
 
 
 
ここからは余談です。
 
そんなことがあったんだなあ、と思いながら読んでいただければと思います。
 
こちらの東峰神社は成田空港が建設された当時から飛行機が間近で撮れると噂されていましたが、それに加えて「訪れると100%職務質問される神社」とも言われていました。
 
その理由としては、土地の所有者問題などで東峰神社周辺では地元住民による反対運動がされていました。
 
時には激しい衝突などがあり、逮捕者が出たこともあるそうです。
 
そのため警察がよく周辺を巡回しており、訪問者に職務質問をしていたとのこと。
 
しかし、2003年にはそれらの問題は和解されて徐々に警察の警備も薄れていき、現在はめったに職務質問はされません。
 
実際 私は職務質問はおろか警察の姿すら見かけませんでした。
 
ですので「東峰神社」と聞いて「あの職務質問されるところ?」と思った方も安心して参拝,撮影をなさってください。
 
以上、余談でした。

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