カイザーベルク びわ湖 BLOG

日本最大級の盆梅展「長浜盆梅展2023 切り絵×盆梅展」【後編】〈~3/12(日)〉

こんにちは!カイザーベルクびわ湖の長島です。
今回は前回に引き続き長浜盆梅展のご紹介をします。


前回お伝えした通り、新館(梅の館)に行くための通路は和の空間になっていて、その通路を抜けていくと、新館にたどり着きます。
新館の入口からお座敷の雰囲気とは打って変わって、早川鉄兵氏とのコラボ展示の空間が広まっています。
今回のコラボ展示は作品の切絵と盆梅を組み合わせて、自分の好きなシーンで切り抜くイベントになっていますので、私も早速探してみようと思います。
まず最初の切絵はうさぎと鯉の切絵で、うさぎと鯉が大きな梅の木に集まって来ているようなイメージでしょうか?

IMG_9770b.jpgこの作品自体がとても大きいので切り抜く場所は限られてくると思いましたとが、皆さんだったらどのように切り抜きますか?
私はうさぎと鯉と盆梅の3つの要素が写真で切り抜ける画角を探しました。
そして見つけたのがこの画角です。

IMG_9771c.jpg

引きの写真だと皆さん見えづらかったと思いますが、実は鯉の鱗のデザインは隠し切絵のような感じになっており、魚や木の枝などのデザインがされています。
そして、最初の作品を観終えて先に進むと奥には、大きな盆梅とうさぎやサギなどの切絵が並ぶ空間があります。

IMG_9774d.jpg前回のお座敷の盆梅と同じで作品数が多いので、今回もいくつかの作品をピックアップしてご紹介します。
まずは、今年の干支でもある「うさぎ」を入れて作品を撮影してみました。
この作品の切絵の要素は5つあります。
それは、太陽と舟、波とうさぎ、山の5要素です。IMG_9782f.jpg

盆梅は必ず写真に入れるにしても切り絵の要素が多いので、山と波うさぎと盆梅の組み合わせでも撮影したのですが、あまり良い画角を見つけられず悩みましたが、盆梅に迫力があるのでここはあえて作品の正面から撮影しました。

次の作品は太陽と魚と波の3つが切絵の要素です。
この作品は正面から撮影すると太陽と大きな鯉と波が写りますが、少し画角を斜め下にしたら小さな盆梅の下にある魚も写すことが出来ました。
梅の木の下に魚が集まって来ている感じで、盆梅の影も写せたのも臨場感がでていると思います。

IMG_9783g.jpg

やはり、長浜盆梅展に来る前までは、盆梅は盆栽に似たような感じだとイメージしていましたが、写真の右下にある小さな盆梅がイメージしていた盆栽だとしたら、左にある大きな盆梅は右の小さな盆梅の何倍もあるのにも関わらず、これよりもさらに大きなサイズの盆梅が展示してあることに驚きましたし凄いですね。

次の作品も魚の作品と似たような画角になってしまいましたが、さっきの作品よりも少し見上げたような感じで撮影しました。
この作品は4つの切絵の要素で構成されていて、撮影した時は今年の干支でもあるうさぎをできるだけ写真に写したかったのですが、今思うと盆梅をメインにサギをバックでも良かったと思いました。

IMG_9777e.jpg今回の切り絵×盆梅展のように自分で切り抜く場所を探すのは、アングルや構図も同時に探して考えるのでカメラで写真を撮る練習にぴったしですね。

そして、切り絵×盆梅展を一通り楽しんだ後に上に続く階段があったので、新館の二階も観て行きたいと思います。
二階に上がってみるとそこにも盆梅があり、二階は盆梅単体で配置されていました。
さりげなく置いてある盆梅も綺麗ですね。

IMG_9785h.jpgそれから奥にはひな壇に置かれた盆梅もありました。
比較的に小さな盆梅ですが、ひな壇の上に集めると一つ一つの盆梅の形や色が異なるので唯一無二って感じが魅力的ですね。IMG_9786i.jpg最後に二階の盆梅も観終えて出口に向かうと、前編でご紹介した「不老」の盆梅のように斜め45度傾いた盆梅が配置されていました。
この盆梅には支えが無く、倒れそうで倒れない感じが好きです。
そして梅の花も綺麗ですが、ステンドグラスがはめられた窓には紅梅と白梅の花が同時に咲く珍しい梅の木がデザインされていてとても綺麗ですね。

IMG_9769a.jpg

さすが日本最大級の盆梅展ということで館内が盆梅で埋め尽くされていて、カメラで思わず写真を撮りたくなる切り絵と盆梅があり盆梅のみならず、遊び心のある切絵とのコラボの写真が撮影できて楽しかったですし良かったです。
盆梅の知識が無くても凄さが分かり初心者でも盆梅展を楽しむことができますし、カメラ撮影の練習にもなるので、皆さんも行かれてみてはいかがでしょうか。
今回の長浜盆梅展2023 切り絵×盆梅展のご紹介は以上になります。
次回もお楽しみに!

【観光情報】
●第72回長浜盆梅展(慶雲館)
場所:長浜市港町2-5
当施設からの距離/時間:35km/約55分
営業時間:9:00~17:00(入館は16時半まで)
駐車場:長浜駅西駐車場が四輪・二輪で利用可能(慶雲館の向かい側)
盆梅展期間:~3/12(日)まで
ライトアップ:~2/26(日)の土日祝、20時半まで(入館は20時まで)

バックナンバー