カイザーベルク びわ湖 BLOG

STAY HOME TOWN ~バイクをメンテナンスしよう!②~

こんにちは。カイザーベルクびわ湖 支配人の岸です。
今日はバイクをメンテナンスしよう!②をお届けします。
 
みなさん、如何お過ごしでしょうか?
 
今日のサムネイル画像は、先日から始めているウォーキング中に見つけた春の1コマ。
 
近江八幡市内各所で麦の栽培がされています。
 
 

IMG_5885d.jpg

 
近江八幡ではお米ができる時期以外で、春にも黄金の絨毯を見られます。
 
麦が育ち、風で穂が揺れ、気持ちの良い景色になってきました。
 
もう少ししたら収穫でしょうか?
 
 
それでは前回の続きから。
 
みなさん前回の洗車メンテンスで綺麗になった愛機を見て、惚れ直しているのではないでしょうか?
 
今日は続編ということで外出自粛解除の日に向けて、楽しくバイクに乗れる準備を進めていきましょう!
 
バイクのエンジンに火を入れるのに需要なパーツと言えば…
 
そう、バッテリーですよね。
 
バイクは乗らなくても機能維持(メーターの時計・防犯機能など)で電気を消費します。
 
例えマイナス端子を外して置いてあったとしても、自然放電で電気を消費するものです。
 
いざシーズンインでバイクに乗ろうと思ったら「セルが回らずエンジンがかからない!」なんてこともよくある話です。
 
まずはチェックポイントその1
 
バイクのバッテリーはいつ交換されましたか?
 
一般的なバッテリーの平均寿命は2~3年。
 
過去に上げたことがあるバッテリーの場合は、更に寿命が短くなっている恐れがあります。
 
※中には5年もったというお客様もいらっしゃいますが、バッテリーは機械ではなく化学反応で電気を溜める部品なので保証はありません。
 
仮に上がらなくても、確実に電気を溜められる容量は減っているのです。
 
もし長らく交換されていないのであれば、乗り出す前に交換しておきましょう。
 
「そんなもん!押しがけしてレッドバロンに持って行って交換してもらうから大丈夫」
 
「俺のバイクにはキックがあるから大丈夫!」
 
というお客様もいらっしゃると思いますが、押しがけ・キックはキャブ車専用のワザです。(※一部CB400SSなどのCDI点火車は電圧が低いとかからないものもあり。スリッパ―クラッチの車両も押しがけできません)
 
現代のインジェクションモデルは、まずかかりません。
 
理由は、
 
①バッテリーが完全に上がると、ガソリンをインジェクターに圧送するための電磁ポンプが動かない
 
②仮にポンプが動く程度の電気が残っていても、不安定な電圧からECU(コンピューター)を守るため、電源や燃料噴射の点火をカットする保護装置が作動する
 
ということで、バッテリーが上がる・もしくは弱くなってしまうと充電か交換しか無くなってしまう訳です。
 
 
 
 
チェックポイントその2
 
エンジンをかけてみよう!
 
「エンジンがかからない...」(汗)
 
そんな時は以下のトラブル対処方法で解決!
 
・セルが回らない(始動不可)⇒バッテリー上がり⇒最寄のレッドバロンにロードサービス依頼⇒最寄のレッドバロンで充電系点検⇒交換か充電
 
・エンジンは始動するがアクセルを開けるとエンスト多発(移動不可)⇒最寄のレッドバロンにロードサービス依頼⇒最寄のレッドバロンで点検⇒交換か充電もしくは別の原因が考えられる
 
・セルのまわりが弱い(始動可能)⇒バッテリーが弱っている⇒最寄のレッドバロン店で充電系点検⇒交換か充電
 
・ウィンカーやヘッドランプが暗い(始動可能)⇒バッテリーが弱っている⇒最寄のレッドバロン店で充電系点検⇒交換か充電もしくは修理
 
※ブースターケーブルなどで追いがけをされる場合は「マイツーリングパスポート」に方法が記載されていますが、インジェクション車・ABS車両は急激な電圧変化でエラーが発生しますので追いがけはしないでください。
 
ご自身の車両の判断がつかない場合はご購入のレッドバロン店舗にご相談ください。
 
 
 
エンジンがかかって問題が無いのなら、念の為にしっかり充電しておきましょう!
 
バッテリーの充電には3つの方法があります。
 
①最寄のレッドバロン店に充電を依頼する
 
⇒乗っていける場合は車両をお預かりするか、車両からバッテリーを取り外して持ち込んでください。(バッテリーを持ち込む際はマイツーリングパスポートをお忘れなく)
 
②自分で充電する
 
⇒バイクからバッテリーを外して充電。(マイナスからプラスの順番に外す・取付けの際は逆手順で)
 
 ※開放型(バッテリー液を入れるタイプ)と密閉型(MFタイプ・バッテリー液が入れられないタイプ)がありますので、対応する充電器で充電してください。
 
③オプティメートで充電する
 
⇒充電器は5,000~10,000円程度で販売されています。価格的に決して安いものではありませんが、一度購入しておけば自分でバッテリーのメンテナンスが行なえるメリットがあります。しかし、車種によってはバッテリーの取り外しに手間がかかるものや、脱着用の工具の用意など案外手間がかかるものです。
 
そこでオススメするのが、ROMのオプティメート4DUALバージョン3です!
 
お値段は11,000円(税込)で、充電開始前の初期診断機能・3段階サルフェーション機能を備えた、バッテリーをいつでも乗れる状態に保つ充電器です。
 
バイクのバッテリーに予め専用ケーブル(3,080円)を取り付けておくと、バッテリーを車載状態で充電できます。
 
ちなみに私はこの方法でバッテリー管理をしており、VFR800Fもクロスカブにも専用ケーブルを取り付けてあります。
 

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※写真はオプティメート4
 
 
 
バイクも綺麗になり、バッテリーも良好となると、次に行なうメンテナンスは「チェーン」・「スプロケット」・「タイヤ」という走りに関わる部分です。
 
当然 調整や交換となると整備士に依頼するのですが、良いか悪いかの判断と長持ちさせる為のメンテナンスはご自身である程度可能です。
 
まずはチェーンから。
 
・チェーンの緩み
 
バイクのチェーンは走る為には欠かせないパーツで「適度なたわみ」が必要です。
 
「たわみ」とは前後のスプロケットの中ほどでチェーンを上下させた時の移動量を指します。
 
基準値は取扱い説明書やメーカーのホームページに掲載されていますので、まず確認しましょう。
 
・チェーンが緩んでいる(たわみが大きい)
 
①スプロケットの歯を飛び越えチェーンが外れ走行不能になる。(外れ方が悪いと後輪がロックして転倒する可能性がある)
 
②スプロケットの歯の摩耗が進行する
 
③スイングアームに接触しキズをつける
 
・逆に張りすぎ(たわみが小さい)
 
①チェーンに過大な引っ張り力が加わり、一部分が伸びる「偏伸びの原因」になる(チェーン交換が必要になる)
 
②ドライブスプロケットに大きな力が加わる事で「エンジン本体に負荷を与える原因」になる
 
③スプロケットの歯の摩耗が進行する
 
たわみ量が基準値から外れていたりした場合は、お近くのレッドバロンでの調整が必要です。
 
また、タイヤを少し動かして何か所かチェツクしてたわみ量の大きい場所とと小さい場所がある場合は、偏伸びしている可能性がありますので交換の判断はお近くのレッドバロンにご相談くださいね。
 
 
 
おっと、だいぶん長くなってしまいましたね。
 
今回はここまで!次回STAY HOME TOWN~バイクをメンテナンスしよう!③~をお楽しみに。

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