観光情報ガイド 第4回(あのベンチ)
こんにちは。カイザーベルクびわ湖 支配人の岸です。
今日はお客さまより問い合わせを多くいただく、滋賀県を代表するSNS映えスポットをご紹介します。
ツーリングの目的地って、何を基準に選んでますか?
峠道?絶景ロード?名物グルメ?
たまには「静けさを味わう」目的地も悪くないと思いませんか?
今回紹介するのは、滋賀県彦根市の琵琶湖岸にある、バイク乗りの間で密かに語り継がれてきたスポット。
正式名称はないけど、今では「#あのベンチ」としてSNSで有名になったスポットです。
その正体は――
一本のセンダンの木の下に置かれた、たった一脚のベンチ。
でも、そこからの景色が、とんでもなくSNS映えするんです。
当施設からバイクで20分ほど。
関西圏からのアクセスなら、名神高速「彦根IC」から15〜20分の場所になります。
下道派なら琵琶湖の東側を走る「さざなみ街道(県道25号)」が最高に気持ちいい。
湖を左手に見ながらのんびり流せる道で、特に春〜秋にかけてはツーリングシーズン真っ盛り。
さざなみ街道を彦根方面に走り、左手に「上田鉄工所」が見えたら脇道にそれると、やがて静かな湖岸エリアへ。
ここが、ライダーたちが「誰にも教えたくない」と隠してきた、"あのベンチ"のある場所です。
木陰にぽつんと置かれた一台のベンチ。
座ってみると、目の前にはどーんと琵琶湖。
晴れていれば、ベンチの向こうに広がる比良山系の稜線が見える琵琶湖の絶景・・・
それだけ。
だけど、それがいい。
ツーリングの途中にバイクを降りて、ヘルメットを脱ぎ、風の音に耳を澄ませながらこの景色を眺めると時間を忘れ、ただそこに座っていたくなります。
2018年ごろからInstagramで「#あのベンチ」の投稿が増え、全国のバイカー、チャリダー、カメラ好きがこぞって訪れるようになりました。
特に休日には、ベンチとのツーショットを撮るためにバイクを並べる人も多く、順番待ちになることも。
愛車越しに琵琶湖をバックに撮れるこのロケーション。
実は、場所をはっきり書かないのがこのスポットの文化でもあります。
SNS時代になる前は、「自分で見つける楽しみ」を共有するのがライダーたちの間でのルールでしたが、今はTV番組やSNSで紹介され、皆が知るスポットになりました。
平日の朝〜昼前が狙い目で空いています。
次のツーリングの目的地に、ぜひ「あのベンチ」を加えてみてください。
きっと、静かな思い出と愛車との素敵な写真が増えるはずです。
【観光情報】
場所:彦根市石寺町
当施設からの距離 / 時間:15km / 約20分