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名水紀行 第2回「五個荘清水鼻の名水」

みなさんこんにちは。カイザーベルクびわ湖の脇阪です。
さて、前回スタートした新シリーズ「名水紀行」ですが、今回は早速その第2回をお送りします。
 
前回は滋賀県彦根市中部にある、「名水百選(昭和版)」にも登録された「湖東三名水」のひとつ「十王村の水」をご紹介しました。
 
で、その中で他の湖東三名水についても少し言及しましたが、今回はその中の1つ「五個荘清水鼻(ごかしょうしみずはな)の名水」をご紹介しようと思います。
 
ちなみに前回、「五個荘清水ヶ鼻の水(ごかしょうしみずがはなのみず)」と紹介していましたが、実はこの呼称はいくつか存在しており、今回は一般的に使われている方の呼称である「五個荘清水鼻(ごかしょおうしみずはな)の名水」でご案内します。
 
この五個荘清水鼻の名水は、カイザーベルクびわ湖のある滋賀県近江八幡市の東部に位置する東近江市の五個荘清水鼻町(旧神崎郡五個荘町清水鼻)に存在し、近畿地方東部と北陸・中越を繋ぐ大動脈である国道8号線沿いの集落の一角にあります。
 
わかりやすい目印で言えば、国道8号線を近江八幡市方面から彦根市方面に走って行くと国道8号線が東海道新幹線の高架の下を抜けるポイントがありますが、そこを抜けてから約1km走ったところの左側の集落にあります。
 
カイザーベルクびわ湖から行けばおよそ40分もあればいけます。
 
 

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到着です。
 
清水鼻の名水がある所の敷地に入ってみると、そこには石碑と湧水のスポットがありました。
 
何かお寺や神社での手を洗う場所みたいな雰囲気です。
 
 

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湧水が汲めるのはこちらです。
 
前回ご紹介した彦根市の「十王村の水」に比べて吐出量は少ないですが、現在でも脈々と流れています。
 
 

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というわけで、今回はちゃんと試飲をしました!
 
ちなみにそのときの写真はありません…。
 
で、味は?というと、いわゆる軟水で、市販のミネラルウォーターに比べて舌触りとのど越しがなめらかなのが特徴です。
 
スッとのどの中を滑り落ちていくような感じです。
 
たくさん出てくる湧水ではないので大量に摂取する事はできませんが、小型のペットボトル1本分くらい持って帰ってコーヒーを入れるといつもより飲みやすいコーヒーが出来上がるかもしれませんね。
 
バイクを停めさせてもらったところの看板には、この清水鼻の名水に関しての案内が書かれております。
 
 

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当シリーズ「名水紀行」の第1回の十王村の水のときでも言及した通り、清水鼻の名水は十王村の水と同じく今からおよそ330年前の元禄の年号の時からその存在を知られていました。
 
当時の滋賀県の歴史などを記録した地誌「淡海録」などにも清水鼻の名水にまつわる記述があるといい、その歴史の古さが伺えます。
 
 

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さて、今回の「名水紀行」第2回となる湖東三名水の1つ「清水鼻の名水」の特集はいかがでしたでしょうか。
 
第1回・第2回と湖東三名水で通してきたので、今度はもう一つの湖東三名水である「醒井(さめがい)の水」の所に行ってみたいですね。
 
それでは次回もどうぞお楽しみに!

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