カイザーベルク びわ湖 BLOG

気になるバイクをピックアップ!vol.18【1/2】

みなさんこんにちは。カイザーベルクびわ湖の脇阪です。
今回は、特集コーナー「気になるバイクをピックアップ!」第18回をお送りします!
 
今回特集を組むバイクはこちら!
 
ホンダのニュービッグオフローダー「CRF1000L”アフリカツイン”」!
 
その名を持つ先代のアフリカツイン(XRV750)といえば、750ccのVツインエンジンと大柄な風防を装備したホンダのビッグオフローダーとしてよく知られており、1990年初頭のデビュー以来多くのロングツアラー達の頼れる相棒として愛され続けてきたマシンです。
 
昨今よくあるリッターオーバーの「アドベンチャー」バイクより幾分サイズが小さく、車重もパワーもほどほどで必要十分であり扱いやすいのが特徴でした。
 
今回ホンダが送り出したのは、そんな先代アフリカツインの長所と名前を受け継ぎながら、エンジンやフレームなど車体のあらゆる主要部分を全面刷新し、さらにDCTやトラクションコントロールといったハイテクデバイスで武装して先発のライバルたちに勝るとも劣らない性能とライディングプレジャーを持ち合わせたブランニューマシン・CRF1000Lアフリカツインです。
 
今回は外装にスポットを当てる「外装編」です。
 
どうぞお付き合い下さい。
 
なお、今回の特集は11月下旬にバーベキューでお越しいただいたレッドバロン枚方のお客様の車両をお借りしております。
 
カイザーベルクびわ湖にやって来た一番最初のCRF1000Lです。
 
どうもありがとうございます!
 
ちなみにこのCRF1000LはDCT仕様車です。
 
それではまずは右側面からです。
 
 

DSCN3240.JPG

 
撮影させていただいた車両にはオプションのフロントサイドパイプとトップケースが取り付けられております。
 
オプションパーツはその他にも大型スクリーンやパニアケースが用意されていたりと、オーナー好みのCRF1000Lを作り上げる事ができます。
 
横から見てみると、フロント21インチ・リア18インチのタイヤがよく目立ちます。
 
実際の所このサイズは250~650クラスのオフロード車でも履かされることが多いサイズですが、リッターバイクにしてはスリムで長身なCRF1000Lがそういったサイズのホイールを履いているというあたり、このバイクが他の大型アドベンチャーバイクとは違う性格を持っているということを物語っているようです。
 
なお、この車両はDCT仕様ということもあり、エンジンの右側面には専用の機構が装備されております。
 
続いて左側面です。
 
 

DSCN3241.JPG

 
先代のXRV750アフリカツインは2灯ヘッドライトと切り立ったスクリーンを内蔵し、タンクと一体化したようなデザインが特徴のフロントカウルを装備していましたが、新型のCRF1000Lアフリカツインでもそのデザインアイコンは継承されています。
 
パッと見てすぐに「あのアフリカツイン」の後継機と分かるデザインです。
 
ただ先代よりはさすがにモダンなデザインになり、柔らかい曲線を随所にちりばめていた先代に比べ直線基調でビシッと決められているのが特徴です。
 
続いて前方からです。
 
 

DSCN3239.JPG

 
先代アフリカツインは丸目2灯のヘッドライトが特徴でしたが、新型では光源に大光量・省電力のLEDを内蔵した多角形型の2灯ヘッドライトを装備しています。
 
しかし光を発すると、光源の部分は半円状に光るという凝ったデザインのものです。
 
ヘッドライトは左右同時点灯ではなく、向かって左がロービーム、右がハイビームとしてそれぞれ点灯します。
 
リア周りです。
 
 

DSCN3242.JPG

 
車体はミドルクラスのオフロード車のようにかなりスリムだということが分かります。
 
ここからでは分かりにくいですが、フロントカウルにはボリュームがあり、ウインドスクリーンと相まって高速走行時の疲労低減に一役買ってくれます。
 
灯火類はテールランプ・前後ウインカー含め全てLEDとなっております。
 
最後に、左斜め後方から撮ってみた写真です。
 
 

DSCN3247.JPG

 
この写真ではやや見えづらいですが、この車両はDCT仕様につき、一般的なバイクに存在するシフトペダルは装着されておりません(オプションでDCT車用シフトペダルが存在します)。
 
この車両に関しては、任意の変速を行ないたい場合はハンドルのスイッチボックスで行なうかたちですが、その詳細は次回の特集第2回でご紹介します。
 
CRF1000Lは、エンジンは完全新設計となる998ccのパラツインエンジンを搭載しております。
 
しかしエンジンのパワーを取り出す内部のクランクシャフトはいわゆる270°位相クランクを使っており、90°の挟角を持ったVツインエンジンのような排気音と力の出方をするのが特徴です。
 
また、クランクケース内蔵型オイルタンクを装備したドライサンプ潤滑方式や吸排気バルブを動かす際に1本のカムシャフトで直打式とロッカーアーム経由式を併用するホンダ独自のSOHC機構「ユニカムバルブトレイン」を採用し、高性能化とコンパクト化を同時に実現しています。
 
エンジンスペックは最高出力92ps/7500・最大トルク9.7kg-m/6000となっております。
 
また、燃料タンク容量は18Lです。
 
さて、話題のビッグオフローダー「CRF1000Lアフリカツイン」その特集第1回となる「外装編」はいかがでしたでしょうか。
 
次回はメーターやハンドル周りなどの小物にスポットを当てる「機構編」に参ろうと思います。
 
乞うご期待!

バックナンバー