カイザーベルク びわ湖 BLOG

気になるバイクをピックアップ!vol.5

こんにちは。カイザーベルクびわ湖 支配人の岸です。
今日は話題のバイク...元AKB48の大島優子さんが共演するCMでおなじみのバイクのご紹介です!
 
街中ではけっこう見かけるようになってきたトリシティー125ですが、なかなか当施設に乗って来られる方がおらず半ば諦め気味だったのですが、なんと!
 
岡崎からBBQを兼ねてお越し頂いたお客様の中にいらっしゃいましたので早速取材させて頂きました♪
 
【ヤマハ・トリシティー125/ヤマハオートセンター岡崎本店のお客様】
 
こちらのバイクは斬新なアイデアと独創的なテクノロジーで世の中のライダーを驚かせたヤマハの意欲作!
 
シティコミューターとして発売されたその形は「3輪のスクーター」
 
いままで3輪と言えば...
 
①テレビ番組にも度々登場するBRP社の「スパイダー」(フロント2輪・リヤ1輪)やトライク(フロント1輪・リヤ2輪)などのハンドルを切って曲がるタイプ。
 
②ピザ屋さんでお馴染みのホンダ「ジャイロキャノピー」(フロント1輪・リヤ2輪)の車体後部は固定で前のみバンクするタイプ。
 
③ピアジオ社の「MP3」、ジレラ社「フォコ500」の通常のバイクと同じくバンクして曲がるタイプ。
 
このトリシティーは③のバンクして曲がるタイプです。
 
早速現車を見させて頂くと、街中で見ると大きく感じるトリシティーですが近くで見ると「意外にコンパクト」というのが私の正直な感想です。
 
大きさの感覚はだいたい200ccのスクータークラスといったところでしょうか...フロント部分に迫力があるのでそう感じるのかもしれません。
 

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後ろからみた感じは至って普通な感じ。
 

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横から見ると通常のスクーターと違いフロント2輪の為、足置場が前に張り出しておらずハンドル下は平らな面になっています。
 
足置場はフラットで使い勝手が良さそうな感じでした。
 
またこの車両はシート下にガソリンタンクと20Lのトランクがあり後ろ半分は普通のスクーターと変わりません。(この車両はリヤBOXが装着されています)
 

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こちらがヤマハ独自のLMW(Leaning Multi Wheel)機構でフロント2輪が車体と同調してリーン(バンク)させる為のもので「パラレログラムリンク」という二輪の間をつなぐリンクと「片持ちテレスコピックサスペンション」で構成されており、左右で独立して路面のギャップを吸収しながらリーンも出来るので乗り心地も良いというものです。
 
当施設に来られた時とお帰りの際に前輪の動きを見ていましたが、決して平たんではない当施設の通路もなめらかに路面を追従して作動しておりスゴイなぁと思いました。
 

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また前輪が2輪あるということはブレーキも二つ...
 
左右内側に必要十分なサイズのブレーキがついておりLMW機構で車重は152㎏あるそうですがしっかり制動力も確保されています。
 

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ちなみにこちらの車両は車輪が3つもあるので自立しそうな雰囲気ですが3枚目の写真のようにサイドスタンドを使うか下の写真のようにセンタースタンドを使わないと自立しませんので二輪車と同様の扱いになります。
 
そしてライト関係ですが真ん中のヘッドランプとその上にあるポジションランプ2つでV字型に光り...
 
 

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テールランプはLEDが6個配置されブレーキで明るさが変わるタイプ。
 
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メーター関係は全面液晶デジタルメーターになっており、IGスイッチをオンにしてもらった際にはカッコイイ表示パターンで立ち上がり下の写真のような表示になります。
 
トリップや燃料計に加え、時計や外気温なども表示される多機能メーターでシティコミューターとして重要な情報が大きく表示されるのが特徴の見やすいメーターでした。
 

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もちろんハンドル下にはトリム内蔵タイプのコンビニフックも用意されており使い勝手も問題なさそう...
 

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と、こんな感じでした。
 
従来の二輪車が不得意とする歩くほどの速さや路面状況が悪い不整地・石畳・凸凹道などを安定して走れるというこのLMW機構というのは大きな可能性を秘めており、バンクして乗るので二輪車の感覚で扱え、フロントが2輪あることで転倒に繋がりやすい前輪のスリップというのも可能性が低くなるので、シティコミューターとして発売されたトリシティーは街中の移動手段としては安全な乗り物と感じました。
 
今後このような3輪のバイクがどのように進化するのか、また他メーカーがどのように追随するのか楽しみですね。
 
 
 
今回はここまで!次回もお楽しみに。

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